暑さにはそれなりに強いつもりだけど(寒い方が断然ダメ)、それでもこの湿度の高さはやっかいなもので、
ここ何日かはクーラーを28.5度(の「弱」)にして、パソコンに向かっております。
さて、今日は前回のつづき。
先の土曜日に〝コケにアツい大阪市内〟を
ぐるぐるっと回ってきたのでそのレポートをば。
今回のコケ巡りで訪れたのは次の3か所でした。
●Book shop&Cafe Calo @肥後橋
2017年7月4日(火)~7月22日(土)
いわたまいこ切り絵展「そこにいる」
●オリンパスプラザ大阪 オープンフォトスペース @本町
2017年7月7日(金)~7月13日(木)
「ちいさな苔の写真展Ⅳ」
※近日終了!:最終日13日(木)は15時までです。
●心斎橋アセンス書店(書店内の多目的スペース「アウラの部屋」) @心斎橋
2017年7月2日(日)~7月17日(月・祝)
「苔の『道草michikusa』プロデュース
道草したい、小さな苔の森 at アウラの部屋」
大阪によく行く方ならおわかりと思うが、会場はいずれも大阪市営地下鉄の沿線。
これら3か所を回るには、四つ橋線と御堂筋線を乗りついでいくのだが
今回は梅田駅を起点に、次の矢印のような順序で回った。
<引用:大阪市交通局>
▲梅田を起点に黄緑色の矢印が今回自分が回った順序
1.まず「梅田」駅から「西梅田」駅までは徒歩。歩いて5~10分ほどかかるが、のちのちラクするためにも最初にここでがんばっておく。
四つ橋線に乗って1つ目の「肥後橋」駅で下車。6・7番出口を出て徒歩1分のCaloへ。
▲Caolのあるビル。看板が出ています
▲エレベーターで5階へ上がるとすぐにお店の入口となる
▲いわたさんの切り絵作品が並ぶ
今回のいわたさんの切り絵展のテーマは「そこにいる」。
自宅のお庭や、いつも歩く道、公園、部屋の中など、
身近にいる生き物たちを切り取った作品ばかりという。
そして嬉しいことにその中には、コケが3作品もあった。
▲奥からゼニゴケ、ウキゴケ、そしてショウジョウバエ。
▲カタツムリの隣に並ぶのはホソウリゴケ
たった一枚の紙からどうやってこのような緻密な作品が作り上げられるんだろう?!という驚きももちろんだが、
少し前に私はいわたさんと一緒にコケさんぽをしたこともあって、彼女がコケに向けていた眼差しが、
今度はこういうふうな形になって還ってくるんだというある種の感慨深さみたいなものも感じた。
ちなみに、Book shop&CafeであるCaloさんはカレーライスが美味しいことでも有名なお店。
お昼頃から出かける方は、ぜひランチはこちらのCaloでカレーを食べられることをおすすめする。
またスイーツも各種あるので、いわたさんの作品を見たあとに本棚を眺めながらお茶するのもまた贅沢な時間だ。
2.さて、Caloを出たら肥後橋駅に戻り、再び四つ橋線に乗って隣駅の「本町」へ。
じつはこの本町駅というのがクセモノで、四つ橋線・御堂筋線・中央線の3線が乗りいれているのだが、
各線の駅がそれぞれに遠く、とくに四つ橋線と御堂筋線は狭い地下道をひたすら10分ほど歩かねばならない。
東京でいうならば、JR新宿駅からメトロプロムナードを通って伊勢丹そばの都営新宿線の新宿3丁目駅くらいまで歩くようなイメージ。
オリンパスプラザ大阪は、四つ橋線本町駅の改札を出るとすぐそこに見えている22・23番出口が一番の最寄なので、
梅田やなんば方面から向かう方は、ぜひここはひとつ四つ橋線を利用していただきたい。
(毎度私の案内が遅くてすみません…)ただし、オリンパスプラザ大阪の「小さな苔の写真展Ⅵ」は13日(木)までなので、
残念だけど会期中に行けないという方は、やはり歩くが四つ橋線・本町駅から御堂筋線・本町駅に乗り換えて「心斎橋」へ行くか、
「四ツ橋」駅まで行っていただいて、徒歩で「心斎橋」駅へ向かっていただければと思います(約5分ほど)。
「小さなコケの写真展」は今回で早くも6回目。
今年も5人のメンバーが、各自好きなテーマでコケの写真を持ち寄って展示している。
▲じつは私も参加者の一人。テーマは「苔暦2017原画展」。先の年末年始で販売したコケカレンダーに使った写真を展示した
▲テーマ「コケを訪ねて」(村井まどか)
▲テーマ「綺麗なコケ、不思議なコケ」(辻久志)
▲テーマ「TG-4で撮るコケの世界」(左木山祝一)
▲テーマ「私の気になるコケたち」(波戸武仁)
会期まで今日を入れてあと2日ですが、常にメンバーの一人が会場に常駐しているので、コケについての質問やおしゃべりもできます。
クーラーもよく効いた会場なので、コケの写真を楽しみながら、ぜひ涼んでいってくださいませ。
▲「TG‐4で撮るコケの世界」をテーマにコケの細胞まで撮っている左木山さんは、オリンパスのコンパクトデジカメTG-4を使った
顕微鏡写真の撮り方解説書を用意。気になる方はぜひ会場でご覧になってくださいね
3.さて、いよいよ最後は心斎橋のアセンス書店で開催中の「苔の『道草michikusa』プロデュース 道草したい、小さな苔の森 at アウラの部屋」へ。
すでに2つ展示を見て、そこそこ気持ちも満たされていることもあってか、本町駅構内の四つ橋線から御堂筋線の徒歩10分移動もそこまで苦ではない。
御堂筋線に乗ってしまえば、たった一駅で「心斎橋」駅に到着。
▲心斎橋駅。本町駅から心斎橋駅へ向かう際、前方の車両に乗るとアセンスの最寄出口5番出口に出やすい。
ホームを上がった先にある大丸のこの看板が目印
▲5番出口を出て、大丸を右手に見ながら心斎橋筋商店街を南(なんば方面)へ徒歩1~2分。
マツモトキヨシが見えたら迷わず店内へ。アセンスはこのビルの3階にある
▲マツモトキヨシの店内奥にエレベーターがあるので、こちらで3階へ
会場には道草さんの苔テラリウムをはじめ、コケにまつわる書籍約70冊、コケクイズ、霧吹きで水をかけて楽しむミニ苔庭や、
ジャゴケの香りを嗅いでみる小箱など、いろいろと趣向を凝らした展示が楽しめる。
とくに今回は書店でのコケフェアということで、全国のコケ好きさんたちのご協力を得て、「オススメの1冊」について書いていただいたPOPも大きな見どころ。
どれもコケ好きだからこそ書けた心のこもった文章。今回のフェアのためだけのものなので、ぜひ会場でご覧になってほしい。
<お知らせ>
フェア最終日の7月17日(月・祝)15:30~、1時間ほどトークイベントがあります。
昨日の時点であと少しお席があるようです。参加費無料ですが要予約。
予約はこちらのアセンスさんのHPからお願いします(電話予約も可)。→ ☆
●おまけ
1週間ほど前、産経新聞の記者の方がアセンスに取材をしに来てくださいました。
本日7月12日の産経新聞(関西版)に記事が掲載されるとのこと。
コケ特集3本立ての記事になる予定とのことで、今回はその第2段。
第1段の記事は↓こちらで読めます。
【近ごろ巷に流行るもの】
「コケガール」に続き「コケ少年」も…関連イベント大盛況「自然を楽しみながら守る」
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〝コケにアツい大阪〟を巡る
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