
長野県の北八ヶ岳苔の会に続き、
青森県・十和田市で昨年度に発足した「奥入瀬自然観光資源研究会」でも
いよいよ本年度から定期的なコケ観察会がスタートするとのこと。
これはコケ好きにとっては待ってました!の朗報である。
5月28日をかわきりに7月7日・8月20日・9月16日の
年4回のコケ観察会が以下のように開催されるようです。

☆申込方法☆
参加希望の会、氏名、性別、住所、電話番号を記載のうえ、メール、またはファクスにてお申込ください。
なお、親子観察会ご希望の方は、お子様の学年も記載してください。
申し込み期限は各催行日の2週間前までとします。
申込メールアドレス
info_oiken@yahoo.co.jp
申込ファックス
0176-72-2780
お問い合わせ
研究会運営委員 川村えみ那
080-6033-2510
☆注意事項☆
・集合場所は奥入瀬渓流館です。
・観察会は奥入瀬渓流館周辺で行います。
・小雨決行。悪天候の場合は奥入瀬渓流館(室内)での観察会となります。
・傷害保険に加入しますが、原則として事故については自己責任とさせていただきます。
------------------------------------------(以上、奥入瀬自然観光資源研究会の案内より抜粋)----------------
すでに申し込みは始まっているとのこと。
さらなる詳細は、以下のサイトを読んでみてください。
●NPO法人 十和田奥入瀬郷づくり大学のブログ
※NPO法人 十和田奥入瀬郷づくり大学
ちなみに「奥入瀬自然観光研究会」のメンバーは、
昨年秋に「モス・プロジェクト」として全国のコケ研究者を招き、
現地調査・研修を行った地元ガイドの皆様が主体(代表はコケ研究者であり八戸工業大学講師の鮎川恵里さん)。
おそらくコケだけでなくコケが住み着く
美しい森そのもののお話も聞けることだろう。
昨年秋に自分も現地におじゃましたが、
土を踏みしめ、緑の香りを胸いっぱいに吸い込み、
水の音、鳥や声や葉と葉が触れ合う音に耳を澄ます。
足元にはコケやキノコ、地衣類、小さな虫など
不思議な形の生き物たちが次々と目に飛び込んできて驚く。
そうやって森という空間を五感で体験すること自体、
心が洗われるようにとても気持ちがいい。
それはきっと、本来あるべき生態系を保った自然の中に
身を置くという行為そのものが、人間が人間らしさを整えるのに
必要不可欠な行動だからなのだと思う(その頻度に個人差はあっても)。
たとえばコケをきっかけに、より多くの人に
そういう時間を持ってもらえたらと個人的に願っている。

▲奥入瀬渓流。昨年秋に撮ったもの。いまはこの風景も新緑の世界に変わっているはず。