▲食べたのだーれだ?! (6月 東京都御岳)
4月から園芸家・塩津丈洋さんとクラウドブックス・鈴木収春さんと3人で
「コケトレ(コケと親しむみどりのトレーニング)」というイベントを毎月1回、都内で行っています。
6月の第3回は、いよいよフィールドワークに出ます(わー、ぱちぱち!)。
場所は、東京西部にある「小峰公園」です。
去年、小峰ビジターセンターさんからの依頼で
初心者向けコケ観察会をさせて頂いた場所ですが、
山ふもとのとても自然の豊かな公園です。
ギンゴケを始めとするシティ派ゴケから、
スナゴケの仲間やネズミノオゴケなど低山が好きなコケ、
さらに田んぼもあるので、そこにも寄れれば、
イチョウウキゴケなどにも出会えるかもしれません。
コケの作り出す環境を見たり、コケそのものをルーペで観察したり、
一人だと(恥ずかしくて、もしくは怪しまれて)なかなかできない、
コケをじっくり見るということを重視した楽しい時間にしたいねと主催者3人で話しています。
※観察のみで、公園内のコケやほかの植物の採取・持ち帰りはいっさいできません。
なお、申し込みは数日前から始まっています。
申込みフォームは、クラウドブックス・鈴木さんの
ホームページにありますので、そちらからお願いします。
コケトレは連続講座ではないので、過去2回に出られた方も、
今回初めての方も、コケに興味のある方でしたらどなたでもご参加いただけますヨ。
ただ、講座内容は「コケに興味があるけど、どう親しんだらいいのかイマイチわからない・・・」
というような初心者を主に対象としたものになっていますので、そのあたりはご了承くださいマセ。
※「コケトレ」趣旨・vol.3の詳細・お申込みはこちらへ→ 「コケトレvol.03 都立小峰公園フィールドワーク募集開始!! 」
●おまけ
冒頭の画像は御岳の渓谷で撮ったもの。
川に転がっている岩の足元に青々と旺盛に茂る
ツルチョウチンゴケの群落があったのだが、
その中のいくつかの個体に食痕らしきものがあった。
コケはマズいし、なおかつ栄養もあまりないせいか、
ほかの植物と比べるどほとんど食べられることはないが、
蛾の幼虫だけば別格で、食べるヤツがいると聞く。
またダンゴムシの仲間が栄養のある?(サク)を狙って食べるというのを、
茨城コケ展の展示でその様子を動画を見たけれど、
はてさて、今回のツルチョウチンゴケは誰の仕業だろう?
▲これも。けっこうな食い散らかしようです。
▲こちらが食べられていない個体。
▲食べられている個体。ギザギザの歯型がわかる。ちなみに胞子体で食べられているものは見つけられなかった。
そうそう、そういえば御岳でコケをよく見ていらっしゃるIさんは、
オタマジャクシがコケ(ウキゴケ)を食べているところを最近、目撃したと言われていたなぁ。