▲ヒノキゴケ(三重県・赤目四十八滝 6月下旬)
今回のAKM48で一番の美人さん。
前回訪れた春は、ヒノキゴケはどの群落も
あまり元気がなく、存在感が薄かったのだが、
今回訪れるまでの数か月の間で新芽も生えそろったようだ。
歩いているとこのエメラルドのような輝きが
何度も目に飛び込んできて、そのたびに足をとめずにはいられない。
ヒノキゴケはもともと好きなコケの一つではあるが、
このフワフワとした丸み、潤い感、
そしてなんといっても幻想的なたたずまい、
私の中の総選挙では堂々の第1位です。
ちなみに頭の上から出ている2本の角のようなものは、
おそらくシダの一種であるトウゲシバの仲間。
彼らのおかげでヒノキゴケがまるで森の精霊のような、
ある種のキャラクターのように見えてくる。
なにかこちらに向かって話しかけているみたいだ。
▲他にもこのようにあちらこちらで元気なヒノキゴケの群落と出会えた。